皆さま、よい新年をお迎えください!

年末年始
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今年一年が早すぎた件について…!

 11月いっぱいで会社を辞めるまで(正確には有休消化に入るまで)、仕事もプライベートも怒涛の日々を過ごしていました。
2023年から立て続けに頼りにしていた同僚が退職し
求人をかけて人が入ってきはするものの、そもそも教育に割く時間の確保すらままならない少数精鋭の状態で運営を続けていた日常が、今になっては懐かしい。

…こんな事を言うと今でもそこで働く可愛い後輩たちに申し訳が立ちません。
でも、人員の定着と戦力である社員たちが自分自身の人生のために旅立つからとはいえ、
ベンチャー企業特有の人の入れ替わりの激しさが課題な戦場が、そこにはありました。
私はおそらく負けたのだと思います。
画期的な改善策をみずから打ち出せるバッファーも持ち合わせておらず、私よりもさらに最前線で売り上げを追いかける上司達に言われるがままに、一転二転する施策を何とか実装するべく。
優秀な同僚とともに悪戦苦闘した日々には、「頑張ってるな!」と言ってもらえる姿があったのかもしれません。
でも、その当時のプライベートはというと、お世辞にも充実しているとは言えないものでした。
曲がりなりにもライターと呼ばれる職種でクリエイティブさが求められるのに、
良いアイディアが浮かんでくるような生活状況を整えることはままなりませんでした。

上手に力を抜く方法はいくつになっても分かりませんでしたし、いくら年齢を重ねてもストレスの発散方法は食べることと寝ること。

出勤時に溜まった疲れを休日丸一日寝て過ごすことも珍しくないような日々は、自分でも納得のいかない時間の積み重ね。

その頃は傍若無人に思えた上司陣の振る舞いも、私にそれを受け止めて昇華するだけの力がなかっただけ。
完全に敗北してたんです、負け、です。

2024年はあっという間でした、どの一年よりも、自分のこれからの人生をこれまでにないくらい真剣に考えた一年でした。
決断してから行動に移すまでは早かったけれど、決断するまでがとにかく苦しかった…!

仕事ができる人は即座に決断ができるそうです。
会社を離れてフリーランスとしてやっていく環境になってから、幾度となく目にしました。
「仕事ができる人に共通すること」「仕事が早い人はこれをしてる」
当てはまる部分もあれど、“決断”に関しては全く当てはまりませんでした。
優柔不断で、即決はできずにありとあらゆる可能性を(悪い方向に)考えてしまい、長考・熟考するタイプと自負しています。
石橋はできれば一回叩き割っておきたいくらい。
どれくらいの強さで、どれくらいのハンマーで叩けば壊れるのか一度試しておきたい。
そんな自分なので、仕事を辞めたばかりのとき。
自分自身を振り返ったり見つめなおす時間に突き付けられるのは、「お前は仕事ができない!」「フリーランスには向いてない!」と言われているような現実ばかりのように思えていました。

悲観してばかりいられないから、一度決めて覚悟して踏み出した道を進むしかないんです。
慎重で優柔不断ではあるものの、切り替えの早さは自分でも心を軽くする長所というか。
「どうにかなる」「何とかする」の根拠のない自信は、なぜか心の根底にあるんです。
上手く言語化できないし、無理やりありきたりな言葉に「自分」を当てはめることをするよりも。
矛盾しているような自分でも、ありのまま受け入れることができている今は、精神的にも環境的にも落ち着いて過ごせているからだよなーと俯瞰しています。

久しぶりに思うがままの年末を!

美容師時代も会社員時代も、年末年始に連休を取ることは至難の業だったので…!
毎年12月30日にあるお餅つきはほとんど参加できずにいたんですが、今年は準備から片付けまで全行程参加させてもらって、本当に悠々自適に過ごしています。
年末年始に決まった休みを確保することに迷いもありましたが、母と兄のカレンダー通りの休みに合わせることにしました、思い切って。
なにせ18年ぶりに東京に帰るタイミングを気にすることなく、家族水入らずの時間を過ごせるとなると、それだけで人生の充実度がちがいます。
東京に帰る時間を気にして、「今のうちに十分に体と心を休めないと…!」と、変に急かされる感覚を抱くこともなく。
自分の休息を優先して、帰省した時にしか会えない祖母と母と話す時間を削ることもありません。
“時間がある”というだけで、話をする選択も、話をしない選択もできる。
疲れていて話す時間が惜しいと思うような自分には、戻りたくないなあと。
そう考えると、一人でやっていく不安よりも、あの時思い切って決断したことを良かったなあと思えます。

今年の年末はとにかくやりたい事を思いつく限りにやりました。
続きが気になる単行本を思い切って古本屋で売ったり
快適な仕事部屋を作るのに物を捨てて、これまでやりたくても出来なかった整理整頓も、自炊も、お餅つきも、手作りおせちも。
気になっていたNetflixを明日の時間を気にせずに夜更かしして見ることも、母と気ままに買い物に行くことも。
そうやって過ごしているうちに、だんだんと危機感も育ってきているわけです。
(いくらフリーランスとはいえ、このサボりようはやばいのでは…?)
「やらないをやる」
を私は今やっているんだと言い聞かせつつ、年明けから頑張る自分を信じて、今は今年一年頑張ってきた自分に甘々なご褒美をこれでもかと与えまくる期間と決めました。

受験と就職時と同じくらいに大きな人生の転機を迎えた自覚があるから、覚悟もやる気も備えつつ。
休んでいる間に頑張っている人がいることも分かりながら…
来年。
2025年は、誰かのため、組織のため、ではなく自分の人生を豊かにする動きに徹したい。
決して自分勝手に傍若無人にならないように。
学び続けたい、そんな一年にしていこうと、たっぷりの休養期間に思うのでした。


みなさま。
今年一年、本当にお疲れさまでした。
よい巳年をお迎えください

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